大河ドラマ韋駄天が不調のようですが、NHK大河ドラマと言えば、「真田丸」はもちろんですが、古いですが「信長 KING OF ZIPANGU」、「おんな太閤記」、「武田信玄」、「独眼竜政宗」なんかが好きでした。
歴史的に戦国時代の武将や合戦、エピソードが好きなんですね。
関ヶ原の戦い以降は、あまり興味がないというか、大河ドラマになっても見る気がしません。
2020年の大河ドラマは「麒麟がくる」というタイトルでまさに戦国時代を背景にした物語なので、是非とも視聴したいものです。
■大河ドラマ「麒麟がくる」推進協議会が推薦しているマンガ
その「麒麟がくる」のドラマ推進協議会が推薦しているマンガが藤堂 裕氏の「信長を殺した男 ~本能寺の変431年目の真実~」です。

信長を殺した男~本能寺の変 431年目の真実~(1) (ヤングチャンピオン・コミックス)
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サブタイトルの「~本能寺の変431年目の真実~」は文庫本もあり、その作者は明智 憲三郎氏で「信長を殺した男」の原案になっています。
明智 憲三郎・・・明智!?・・そう!本能寺の変を起こした武将、明智 光秀の末裔にあたる人のようです。
明智 憲三郎氏は子孫として本能寺の変を研究し、真相を解明しています。
信長の天下統一を前に「敵は本能寺にあり」と反旗をひるがえし、秀吉の「中国大返し」により「明智の三日天下」と揶揄される明智 光秀はあまり好きになれない武将の一人でしたが、
「信長を殺した男 ~本能寺の変431年目の真実~」を読むと織田信長や明智光秀を今まで誤解していたことに気づかされます。
■「信長を殺した男」でわかる本能寺の変431年目の真実
今までのイメージだと織田信長は気性が激しく、逆らうものは皆殺しとばかりに比叡山をも焼き討ちにする残忍性をもった魔王で、明智光秀は若いのに頭が良くてその才能を信長に買われたエリート武士と思ってましたが、
マンガを読むと一変されました。いちいち腑に落ちてくるのです。
信長はやはり軍事の天才で、武士ゆえ気性の激しいところはあるにせよ、部下を思い比叡山の焼き討ちも当時としての大義名分があったのだという事が理解できます。
明智光秀に至っても、まさかそんなに歳くってたのとビックリで、なかなかの苦労人だったんですね。
歴史は勝者によって作り変えられると言われますが、学校で教わった戦国時代の歴史や物語は、戦国時代以後や江戸時代の軍記物語が定説となって伝わっているものに依存しているのが現状のようです。
時の権力者によって都合よく作られるのが歴史ゆえに真実を知ることがこんなにも面白いモノなのかと「信長を殺した男」を読んでいるとページをめくる手がとまりません。
時の権力者・・・豊臣 秀吉もまた、謀略と情報戦にたけた人物だったことが怖いくらいに想像できます。

信長を殺した男~本能寺の変431年目の真実~(3)(ヤングチャンピオン・コミックス)
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■「麒麟がくる」のタイトルの意味
NHKの大河ドラマのタイトルは「麒麟がくる」ですが、マンガ「信長を殺した男 ~本能寺の変431年目の真実~」の中で「麒麟」とは古代中国の神獣で、明智 光秀が織田信長をはじめて見た時に感じたイメージのはずなんです・・・
が、主役は明智 光秀のはずなのにこのタイトルだと「信長を殺した男」を読んだ者としては織田 信長が主役になっちゃうの!?って勘違いしそうです。
でも、「信長を殺した男 ~本能寺の変431年目の真実~」の5巻のを読むと「麒麟がくる」のタイトルにした意味もわかるような気がします。

信長を殺した男 〜本能寺の変 431年目の真実〜(5) (ヤングチャンピオン・コミックス)
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大河ドラマがそのままマンガのストーリーどおりに進むかどうかはわかりませんが、
明智 光秀が主役という事で、今までとは違った戦国時代の大河ドラマになることに期待します。

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