■「瞬読」よりもこの本の内容のほうがいい。
ある分野の本を10冊読むと、だいたいその分野の専門家になれるくらいの知識は付くといまれていますが、本を10冊・・・となると、腰が引けるのは私だけでしょうか?
1冊読むのにも時間はかかるし、そんな時間無いし、1回読んだからと言って理解できているかどうかも怪しいし、何よりも本を読んでるうちに眠たくなる。
出来ない理由はいくらでも出て来ますが、本を早く読めて理解できるようになれば、どんなに素晴らし事でしょう。
最近、近くの紀伊国屋書店行くと、“1冊3分で読めて、99%忘れない読書術 「瞬読」”という本が、本棚になくさん並べられていて、目を引きます。
この本を読めば、速読を身に付けれるのかもしれないと思い、購入しようかどうか迷いました。
しかし、アマゾンでの酷評が多かったし、手に取ってパラパラ読んでみた感じ、内容が薄そうなので購入には至りませんでした。
その時に目についたのが、ダイヤモンド社から出版されている
角田 和将氏の「速読日本一が教える すごい読書術」でした。
発行日は「瞬読」よりも前に発行されていた本です。
失礼ながら著者の角田 和将氏が何者なのかぜんぜん知りませんでしたが、日本速脳速読協会主催の速読甲子園で特別優秀賞決定戦で優秀賞(1位)を獲得して日本一になった人のようです。
■こんな読み方あったんだ・・・「すごい読書術」を読んだ感想。
メソッドの内容はカリスマ・マーケッターの神田 昌典氏監訳の「あなたもいままでの10倍速く本が読める」の「フォト・リーディング」に似ているところがあると感じました。
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- 作者: ポール R.シーリィ,神田昌典,井上久美
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2009/11/09
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でも、ペラペラ本をめくっていくフォトリーディングとは違い、角田氏の読書術は、1行を1秒で読んで行くやり方です。
日本人は学校の授業のせいで、文章を一言一句黙読していく癖がついていますが、「すごい読書術」では文章を見て理解していきます。
1行を読まずに見て理解出来るのか?慣れは必要でが、読書スピードが速くなるのは確かですよね。
まず、理解するよりも1冊を読み切ることのほうが、角田氏の読書術では重要視しています。
自分の経験から言っても、一言一句読み飛ばさずに黙読で熟読しても、時間はかかるし、読んで理解できない部分があると、また戻って読み直したりと、読書の妨げになるような読み方をしてました。
結局時間は掛かるし、最初のほうに読んだところは忘れてるしで、最後までその本を読まなくなった事が多々ありました。
1冊読むのに時間をかけての熟読よりも、「すごい読書術」のやり方である一冊を1時間で3回見たほうが頭に残るページや単語が出てきます。
「すごい読書術」は本1冊を速く読むのはもちろんですが、本の内容を落とし込む上でも、その本に書かれていた言葉や文章を出来るだけ思い出して書き出すことも推奨しています。
このやり方は、「フォト・リーディング」でもマインド・マップを描いて理解を落とし込んで行くので、読書の内容を記憶に残す上でも大切な作業になります。
■読書をした後に行動に移せるか?
自分が本を読むのは、読んだ本の知識を取り入れたいのと、本で得た知識を実社会で活かしたいという思いがあるからです。
今までの読書もそう思いながら続けて来たんですが、なかなか本の知識は身に付いているのかどうか自分では分からないし、1冊読み終わっても読んだだけで自己満足に終わっていたように思います。
「すごい読書術」のメソッドには、せっかくの読書がただの時間つぶしにならない様に、どのような読書をすれば本の知識を自分のスキルに変えていけるか。
読書の先にあるスキルアップになる事も書かれてました。
“速読”は本を読んだだけで身に付けるのは正直難しいと思います。私は無理です。
セミナーや講習に参加しないと中々簡単には身に付かないものだと思います。
でも、「速読日本一が教える すごい読書術」のメソッドなら、この本を読むことで読者は理解できるのではないかと思いました。

速読日本一が教える すごい読書術――短時間で記憶に残る最強メソッド
- 作者: 角田和将
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2018/03/15
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