Sさんは第六形態

これはちょっとスゴイ、ちょっとイイナァと思ったことを書いていきます。

ハイビームが義務化だったなんて・・最悪罰金も。私の常識が非常識だった件

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先日、運転免許所の更新に行ってきた嫁さんが、帰ってきて私に言いました。

 

嫁:「夜、車で走る時、ロービームとハイビームどっちで走ってる?」

 

私:「そら、他の車にも迷惑にならんようにロービームやろ!」

と、速攻で答えたところ・・・

 

嫁:ブッ・ブーーーー!、ハイビームが正解なんやで!知らんかったやろ!この道路交通法違反常習者が!


(以前、二日連続でスピード違反で捕まりました。)

www.s-san.life

 

と、罵られてしまいました。

・・君も免許更新行って、講習聞くまで知らんかったんちゃうんか?


しかし、今まで普通に夜間に自動車を運転する時はロービームで走るのが常識で、よっぽど暗い山道か他車が走っていない高速道路でハイビームにすること以外考えたことはありませんでした。

 

 


子どものころから、父親の運転する自動車に乗って夜間走っている時も、めったにハイビームで運転しているところを見たこと無かったので、通常ロービームが常識と思っていたのが、実際は逆だったのですね。

 

・ハイビームにすると事故は減る!?

数日前にフジテレビの朝の情報番組「特ダネ!」でも、このことが話題にされてました。


ハイビームは正式名称で言うと「走行用前照灯」で、100m先を照らすことが出来る事。


ロービーム「すれ違い用前照灯」で、40m先を照らすことが出来るものと定められてます。


2017年上半期の事故の内、夜間にハイビームを使用していれば約56%は事故回避できた可能性が高いのではないかと、警視庁がまとめているとか。


番組のコメンテーターの中でも、このことに対し、運転初心者の時にハイビームで停車していたら対向車の運転手が降りて来て、えらい怒られてトラウマになったとか、前の車もバックミラーがまぶしいのではないか等のハイビームに疑問の声もありました。

 

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(デーブ・スペクターは、アメリカではハイビームでは走らないと言ってましたが、それはそれで、本当かどうかはわかりません。)


夜間ハイビーム走行が通常の事で、いろいろな意見はありますが、道路交通法の第五十二条にも原則ハイビーム走行が定められており、対向車や、前を走る車がある場合には、運転の妨げにならないように減光(ロービーム)するよう定められています。

 

・ハイ&ローの切り替えを間違えると罰金も!!

道路交通法では原則は夜間走行時はハイビーム「走行用前照灯」なので、街中の比較的明るい道路でも、ロービーム「すれ違い用前照灯」での夜間走行は危険とされているので、常にロービームで走行することは、厳密に言うと違反行為となります。

 

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しかしこれは、明らかに危険と判断された時と言う事でしょうし、通常ハイビーム走行でも、対向車や前走車がいる場合にロービームによる減光を怠った場合は違反となり罰金対象です。


また、交差点の信号待ちの停車もロービームが正解で、よくヘッドライトを消してポジションライト(スモールランプ)で停車する車もありますが、厳密に言うと、ヘッドライトを消す行為は道路交通法違反で5万円以下の罰金です。

 

・今後はヘッドライトの自動点灯が強制的に義務化!


いちいち、そんなこと気にして運転してられるか!と、誰しも思う所なので、


「だったら自動化すればいいじゃん。」


と言う事で、国交省が動きました。


今でもメーカーや車種によっては暗い場所を走行すると、勝手にライトが点灯するオートライト機能が付いた車はありますが、2020年4月以降の新型の乗用車には「オートライト」をつけるよう政府がメーカーに義務づけることを決めました。


「オートライト」はそれこそ手動でライトの操作をON/OFFすることなく、トンネルや暗くなったらヘッドライトやポジションライトを自動的に点灯・消灯してくれるシステムで、エンジンを切るとライトも自動的に消灯するので駐車時のライトの消し忘れの防止にもなります。

 

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技術も進んでいるので、対向車が来た場合、対向車のライトを感知してハイビームをロービームに切り替えるようなシステムはありますが、車相手の切り替えなので、自転車や歩行者にも考慮したオートライト・システムを、より低価格で供給出来るかが、課題になりますね。


我が家は当面の間、中古で買った愛車のステップワゴンを買い替える計画は無いので、手動によるハイビーム・ロービームの切り替えでしのいでいきます。