20代の頃はよくバイクでキャンプツーリングして各地を回りました。おもに信州方面が多かったかなぁ。
キャンプツーリングと言っても、あの頃はお金が無かったという事もあり、宿代や食費を浮かす為に仕方なくキャンプしていたと言ったところです。
テントも持たずに寝袋だけで、ドライブインの駐車場や締め出されてフェリー乗り場の建物わきで野宿で寝てたこともあります。でも、ちょっと今のご時世で、一人でそんなことしてると襲われそうで怖いですね。
今でも時々、芸人のヒロシさんがYouTubeで配信している「ヒロシキャンプ」なんか見てると、一人でふら~っとキャンプに出かけたくなる衝動にかられます。
でも、実家のオカンにバイク王に愛車KDX200SRを売られてしまって、今はバイクが無いので、キャンプツーリング出来ません・・・。
ですが、当時使っていたキャンプ道具は今も大切に持ってます。
長年愛用しているバーナーとパーコレーターです。
バーナーは「EPIgas」(ボンベはIWATANIですが)で、
パーコレーターはMIRROというメーカーのモノです。もう25年くらい前のモノです。
これらはキャンプ道具の一部ですが、今でも捨てることの出来ない思い出の愛用品です。
愛用品と言いながら、私は当時、パーコレーターの本当の使い方を知りませんでした。単にキャンプ用のヤカンと思ってました・・・。
なので、お湯を沸かす以外の使い方をしたこと無かったんです。まさかコイツでコーヒーをたてることが出来たとは・・・。
ネットも普及してなかったので、なんでヤカンの中にこんなのが入ってんか、すぐさま調べることもなく、見当もつきませんでした。
パーコレーターという道具だったのかと、知ったのも最近です。
ネットを調べて使い方を知ると、本当にコレでコーヒーをいれることが出来るのか?ちょっと試したくなったので、自宅の外でパーコレーターでコーヒーをたててみました。
本当は遠出して景色のいい場所で試したかったんですが、なにせ足がないもので・・・。
まず、中のバスケットは抜いて、杯分の水を入れてバーナーでお湯を沸かします。
沸いてきました。
家に開封して残っていたモカがあったので、バスケットに杯分のコーヒーを入れます。
バスケットをセットして、弱火でバーナーにかけます。
パーコレーターのフタの透明のつまみからコーヒーの抽出具合が見えます。
だいたい4分間くらいで、いい色になってきました。
火を止めて蒸れたコーヒーの入ったバスケットを外してマグカップにコーヒーを注ぎました。
本当はシュラカップなんかあると、より一人キャンプの雰囲気が出て良かったんですが、いつも使っているマグカップに入れました。
おおーっ!コーヒー出来てる!当たり前と言えば当たり前なのですが、人生で始めてパーコレーターでコーヒーを入れたのでちょっと感動でした。
もっと早く、パーコレーターの使い方を知っていれば、ツーリングのキャンプシーンも変わっていたことかと思います。
あの頃は、パーコレーターのバスケットを使い道のない邪魔な器具くらいにしか思っていませんでしたし、沸かしたお湯で、カップのインスタントコーヒーを飲んでました。
こんなに本格的なコーヒーを飲めたとは・・・
ひとりキャンプ行きたいなぁーと、嫁さんに言ったら「変態ちゃうん。」と言われました。

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