人間五十も過ぎると、さすがに週刊誌買ってマンガを読むことは無くなりましたが、単行本で集めている作品はあります。
それが、アニメ化もされ、“このマンガがすごい!2013年版”オトコ編1位を受賞した「テラフォーマーズ」です。
西暦2599年より500年前、火星を人の住める惑星にする為にテラフォーミング目的で放たれた苔と数匹のゴキブリ・・・。
そろそろ火星の地球化計画も大詰めを迎え、火星の調査とゴキブリの駆除に向かった有人宇宙船「バグズ2号」の乗組員達が火星の大地で見たモノは、たった500年の間に人間に進化したゴキブリ(テラフォーマー)達だった。
ゴキブリが嫌いな人は多いはず、
(逆に好きだという人に会ったことはありません)
そのゴキブリが人間の様に進化して、能力はゴキブリの能力がスケールアップされているのですから、動きは素早く、力も強く、空も飛ぶのだから、普通の人間がかなうワケがない。
人間がゴキブリを嫌いなようにゴキブリも人間に対して嫌悪感むき出しで襲ってくる。
「バグズ2号」の乗組員達はあらかじめ過酷な火星環境に適応するように成功率30%のバグズ手術を受けており、“薬”を注射することにより細胞が変化し、各人、適合した昆虫の能力を発揮できるようになり、数で奇襲してくるゴキブリとの戦闘が繰り広げられることになる・・・。
これがテラフォーマーズの序章となります。
(正確にはバグズ1号計画からになるんですが)
このへんの話は私は観てませんが実写映画化されたところではないでしょうか。
映画は大ゴケしたようですが・・・。
テラフォーマーズの面白いところは、人間対ゴキブリというぶっ飛んだ構図と、各国首脳やマーズ・ランキング1位のジョゼフ・G・ニュートンが当主のニュートン一家の陰謀や策略がからまってのストーリーと、現代社会にも見る人間の縮図が描かれているところでしょうか。
ジョゼフ・G・ニュートンの特性というか能力も明らかになってないのも気になります。
20巻が2017年2月に発刊されて以降、原作者の貴家悠(さすがゆう)氏が病気療養の為、ヤングジャンプの連載も休載していたこともあり、21巻がなかなか出なかったのでヤキモキしてましたが、2018年8月下旬にやっと発行されて続きが読むことが出来て感無量です。
しかし、20巻を読んでから約1年半ぶりの21巻だったので、ストーリーが飛んでしまい、何でこうなったんだっけ?と、読みながら記憶をたどることになりました。
もう一度おさらいの意味で20巻から読めばよかったんですが・・・。
主人公の膝丸 燈(ヒザマル アカリ)やミッシェルさんは21巻にはあまり出番無かったようですが、中国に捕まった小町元艦長と蛭間元総理のオッサン同士の熱い殴り合いが個人的によかったです。
なんか蛭間 一郎カッコ良すぎです。
でも私が「テラフォーマーズ」の中で1番好きなのは、状況や能力を説明してくれるナレーションの人?なんですけど。
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